試作

2008年5月22日 (木)

CFRP

 最近、多くの方から「カーボンの切り抜きはやらないの?」と聞かれます。
皆さん揃って、重心位置の規定を満たすため、カーボンでピッチ軸より下の軽量化をしたいと言われます。
カーボン板の切削を紹介するHP等を見てみると、刃物の減りが激しい等なかなかの難削材のようです。
弊社ではカーボン板の切削経験はありませんので、一度実際に試してみる必要を感じていました。

20080522

念入りに準備を整え、用意したt=1.5mmのドライカーボンを切削してみると、予想よりもまあまあきれいに切り抜くことが出来ました。
刃物の消耗具合もおおよその程度は把握できたと思います。それにしても文字通り「刃物が減り」ますね。

ただ、これを機に弊社のサービスメニューの中にカーボン板の切り抜きを加えるかと言うと正直悩むところです。
なぜなら、材料自体が高い、刃物の消耗も激しい、加工費自体も高くなる等、アルミ加工サービスの何倍もの金額を提示しなければならず、どれだけ需要に応えることが出来るか弊社としても判らないからです。どうしてもカーボンパーツが必要な方は弊社へお問い合わせください、と言った感じでしょうか。このような難しい材料を使わなくても規定を満たせることが一番なのですが…。

【 手加工、CNC加工を問わずCFRPを加工する際は、切り粉が粉塵として空気中に飛散すると作業環境を悪化し、作業者はその粉塵を吸わないようにすることも必要です。また、粉末化した切り粉が工作機械の摺動部に侵入すると、摺動面に摩耗が生じて工作機械を痛める可能性があり、粉末化した切り粉が工作機械の電装部品に侵入すると、カーボン自体は導電材のため工作機械の電装部品を痛める可能性もあります。切削刃物近くで切り粉を吸引する、切削液を十分にかけて絶えず切り粉を排出するなどの対策が必要です。CFRPを加工する際はこれらの対策、準備が必要であり、弊社としてはどなたにでもお勧めするものではありません。】

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